やもりんいもりん

ニホンヤモリとアカハライモリ飼育

カテゴリ:病気への対処 > ニホンヤモリ 病気への対処

こんばんは♪ ヤモイモ母です。

カリカリ君がなかなか餌を食べてくれないので、今朝病院へ連れていきました。

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実はカリカリ君、右手の親指がありません。小指も第一関節で切断されています。

あと、この目・・・
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もしかすると見えてないかもしれません。

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尻尾も切っちゃうし・・・




カリカリ君は小さいのでてっきり若ヤモだと思っていましたが、お医者様の見立てによると、けっこうお爺さんなんだそうです。

体重は2.5グラム。
コムちゃんの半分です。

もしかすると腎不全をおこしているかもしれないとのことです。

栄養剤と抗生剤を注射してもらいました。

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帰ってきたカリカリ君。


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よく見ると顔も傷だらけなんですよね。

お爺ちゃん、どんなヤモ生を送ってきたのでしょう。

指詰めなあかんような事情があったんか?


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帰ってきても、なかなかゴハンを舐めてくれません。

旦那がカリカリ君を拾った土地の地名と、幸せになれるようにとの願いを込めて「フクさん」と命名しました。

頑張って元気になってくれ!

フクさん!!

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・・・・・。

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・・・ちっ。

見つかったか・・・。

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・・・タムです。


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娘コムのカルシウム欠乏か~ら~の~タマゴ詰まりの件で、あたしのこと、やや忘れられ気味になってましたが、あたしも産後の肥立ちがあまりよくなくて、カルシウム不足でした。

ニンゲンのおかーさんにカルシウム&ビタミン入りレオパヨーグルトを食わされ続けて、今は普通にカベチョロできてます。
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ただ、元気になった今も、あんまり自分からエサを捕る気になれないんっすよねー。

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なんかねー、姉貴と違って「食」にあんまりこだわりがないんですよね。

腹も減らないし、わざわざエサ皿まで降りていって、餌捕るの面倒っつーか。
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今、ハニーワーム食ってます。

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ハニーワームをピンセットから直接食うワザを身につけました。

ニンゲンのおかーさんが近くまで持ってきてくれるので、それをパクッとするだけです。

わざわざエサ皿まで行かなくていいので楽です。



ところでニンゲンのおかーさんは、まだカベチョロがおぼつかなくて自分でエサを捕れないコムと、おそらくこれから一生給仕が必要なヤモリのおかーさんのために、近所の熱帯魚屋でこんなものを買ってきました。
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「レオパゲル」のドライバーション。

現在、ヤモイモ家のニホンヤモリの強制給餌には、サムライジャパンの「レオパードゲッコーフード」を使っているんですね。

しかし、残念ながら「レオパードゲッコーフード」は生産終了になってしまったようです。

我が家では1年以上前に買ったやつを小分けに冷凍して、チマチマ使っているのですが、その在庫が尽きた時の代用品を探しているわけです。



以前、レオパゲルのチューブにゅるにゅるバーションを買ってきた時は、あたしらの食いつきはあまりよくありませんでした。

それなのに、なぜまたレオパゲルにリベンジするかというと、こないだコムを病院に連れて行った時に獣医さんから
「食べられるなら、なんでも食べさせてください。レオパゲルとか。」
・・・と、言われたからです。

獣医さんの口から出る商品名、なんだかすごく良さそうじゃないですか。


レオパゲルのレトルトチューブの食いつきが悪かったのは、ゼリー状の中身が粒になってヨーグルトに溶けきらず、食べ辛かったのが原因だと思います。

「乾燥バージョンなら潰して粉々にすればヨーグルトとも混ざりが良いのではないか」とニンゲンのおかーさんは、ない頭で考えたのです。
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「昆虫食爬虫類の総合栄養ペレット」だそうです。

期待は膨らみますね。

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中身こんなん。

レオパのひとたちは、これを水で3分戻したやつを、そのままピンセットから食うそうです。

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水で戻しているところです。

見た目がアレですね・・・。

これ1粒で300m・・・ないし、Mコオロギ2.5匹分の栄養があるんですってよ。


「もしかしたら、ハニーワームのノリでタムちゃん食うかも・・・」と考えたニンゲンのおかーさんは、水でふやかしたコレをピンセットでつまんで、あたしの目の前でヒラヒラさせましたが、あたしは尻尾を振ってあらんかぎりの侮蔑を込めて威嚇しました。

水で戻したやつを砕いてみましたが、あんまり細かくなりません。

先に粉々に砕いてからヨーグルトで溶いた方が良さげですね。



コーヒーフィルターで挟んで瓶でたたきます。

なるべく細かい粉にします。

粒々食感が残ると食べたがらないヤモリが多いです。
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ニンゲンのおかーさんが全身全霊で砕いてパウダー状になったレオパゲルです。

これに無糖ヨーグルトを加えます。

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ティースプーン半分のヨーグルトを加えました。

このテクスチャー・・・オカラの炊いたやつ・・・いや、ポテトサラダでしょうか?

匂いはありません。レオパードゲッコーフードは鰹節みたいな臭いがしますけどね。
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ほう、虫成分はコオロギではなく、ミルワームとオカイコさんとな・・・。

だから無臭なのですね。

それでは早速コムに試食してもらいましょう。
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ニンゲンのおかーさんのコロナ太りした足の上で、口にポテサラ付けられたまま固まるコム。

やっぱりコムは用心深いですね。

初めての食べ物に警戒しています。

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あ、口をもごもごと動かして食べ始めました。

しかし、もさもさ食感のポテサラは口の端っこの方に寄っていくばかりで、なかなか口の中に入って行きません。

このポテサラ、時間が経つとどんどん水分を吸収してもさもさになっていきます。

もっと緩めに溶く必要があります。

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ヨーグルトを足しました。

レオパゲル粒1個に対し、ティースプーン2杯のヨーグルトを加えると、離乳食のマッシュポテトのようになりました。
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これでようやく、コムにも食べやすくなったようで、6滴のレオパゲルヨーグルトを食べました。

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ただ、ヨーグルトを足せば足すほど、レオパゲル本来の栄養が薄まっちゃいますね。

もちろんヨーグルトにはヨーグルトの栄養があるんでしょうが、栄養バランスを保つためには、カルシウム剤やビタミンを少々プラスしてもいいかもしれません。

平面を歩くこともおぼつかなかったコムが、今日はジャンプができるようになりました。

このまま順調に回復していって欲しいですね。



PS

最近「クル病」で検索して、このブログにたどり着く人が多いっすね。
悩めるヤモ飼いさんが増える季節です。

クル病で苦しんでいるヤモリを見るに見かねた飼い主さんが、「安楽死」と称して、病気のニホンヤモリを他の大型爬虫類の餌にする・・・という話を聞きました。

生き物を「餌として殺す」という行為に関しては、ヤモイモ家は非難も批判もしません。

うちのニンゲンも今まで何千、何万というローチやハニーワームやコオロギさんたちを、あたしらの餌として殺してきましたし、あたしらヤモリは生餌を食べることによって生きてますから。

「生き物の死を無駄にしない」という意味では、アリなのかもしれません。


ただ、「動物の餌になる」ことは「安楽な死」ではありません。

ヤモリは恐怖や痛みや苦しみを感じる生き物です。

いくら弱っているとはいえ、目の前に捕食者がいるのに自分の立場を理解できないほど愚かな動物ではありません。

ヤモリ自身は恐怖の中、苦しんで死んでいきます。




ヤモリだけではなく、今、ペットの安楽死を考えている貴方。

本当に本当に、安楽死以外に手段がないのでしょうか?

その安楽死は、本当にペットを楽にしてあげるためですか?

本当は、貴方が楽になりたいだけではないのですか?

その子はまだ、生きようとしているのではないですか?

本当にかわいい、大切なペットであるのなら、少なくともその子自身が生を諦めるまでは、飼い主さんに頑張って欲しいと、ヤモイモ家一同、切に願っています。


ニンゲンもヤモリも、死のうと思えばいつでも死ねますし、死のうと思わなくてもいつかは死んじゃうんですから、何も、いま死ななくったっていいんじゃねーかと思うんですよ。

どうでしょ?

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皆さんの応援のおかげで、コムちゃんは今朝、無事にタマゴを産むことができました。
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かなり歪んだ形で産んでいるので、おそらく発生することはないと思います。

とにかくコムちゃんが無事でよかったです。

獣医さんに電話をし、3回目の通院をしてきました。

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前回、前々回と同じく、カルシウムの注射と、抗生剤の注射を打っていただきました。

タマゴは無事に出てきましたが、コムちゃん本人はまだカルシウム欠乏の状態です。



写真は帰ってきてからレオパフードヨーグルトを給餌されるコムちゃんです。

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おつかれさま!

よく頑張ったコムちゃん!!

往復3時間の電車の旅と、2本の注射×3回は、小さな身体に大変だったと思いますが、よく耐えてくれました。

コロナ禍で診て下さったお医者様にも、応援してくださった皆様にも感謝です。


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ヤモイモ母です。

皆さん、コムちゃんへの応援ありがとうございます!

おかげ様で少しずつ良くなってきているように思います。



昨日、コムちゃんを連れて、また病院へ行ってきました。

今回もカルシウム剤の注射と、抗生剤の注射をして頂きました。

男性の看護師さんに身体をつかまれて、「ビャー!!!」と大声で鳴いて怒りました。

もともと怒りんぼで万年反抗期のコムが、前回は鳴く元気もなかったのですが、少しずつ自分を取り戻しつつあります。
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コムの異変を感じてから、今までの症状と対処を時系列にしてみました。
自分の記録のためですが、同じ悩みを抱えるヤモ飼いさんたちに、今後、何か参考になることがあれば・・・と思います。



4月28日頃までフンを確認。それまではちゃんと餌を食べている。餌はカルシウムダスティングしたクロコオロギ、レッドローチS デュビア1齢

5月1日 液状のタマゴの殻を排泄。オーちゃんなど、他のメスヤモリにはよくあることなので、まださほど気にしてはいなかった。餌を食べていない。やや後ろ足の力が弱い。かかりつけの病院に電話するが、なかなか予約が取れない。

5月2日 タマゴの黄身のようなものを排泄。ラバーマウス気味。レプチゾルとマルベリーカルシウムを無糖ヨーグルトで溶いて与える。

5月3日 朝一番に都内病院へ。レントゲンの結果、カルシウム欠乏でタマゴが産めない状態であるとの診断。脱水も起こしている。カルシウム剤と抗生剤の注射。整腸剤と肝機能をupさせる薬を処方される。
「食べれるようなら液状餌でも何でもいいので何か与えた方が良い」と先生から助言を頂いた。
帰宅後、10時、18時、翌2時と、3回に分けて給餌。
ラバーマウスで口が開き気味だったので、ハニーワームの中身にマルベリーカルシウムとレプチゾルをまぶした2mm角のものを口に押し込む形式で与える。お腹が空いているのか、積極的に食べようとする。

5月4日 9時、投薬と共にハニーワームの中身を給餌したところ、大量に嘔吐。おそらく昨日食べたものが消化できていない。ハニーワームが消化しずらかったのと、1回の給餌の量が多かったのだと反省。
14時、脱水が心配なのでヨーグルトとポカリスエットを半々で溶いたものをスポイトで与える。
21時、ポカリとヨーグルト液にレオパードゲッコーフードを少量溶いたものを飲ませる。

5月5日 7時、5㎜ほどのフンを確認。レオパードゲッコーフードをヨーグルトで溶いたものを1滴
8時30分、通院前の水分補給のためポカリとヨーグルト液を2滴、その後、病院へ。
帰宅後11時30分、水分(ヨーグルト+ポカリ)4滴。
15時30分、レオパフードヨーグルト、マルベリーカルシウム、レプチゾル、2滴
20時30分、レオパフードヨーグルト、マルベリーカルシウム2滴

5月6日 2時 水分(ヨーグルト+ポカリ)少々。
8時30分 投薬。レオパフードヨーグルト2滴



コムちゃんは、私の仕事が海外出張主体に切り替わった頃生まれた子なので、リンコ、オーちゃん、タムちゃんに比べて割とほったらかしで育っています。
先代たちに比べると人馴れしていないヤモリです。
生まれつき臆病な性格もあって、ニンゲンに触られることに、かなりのストレスを感じていると思います。
しかし、今この時期にほったらかしにすることはできないので、給餌、投薬の時以外は極力静かにそっとしています。給餌も、なるべく手早く30分以内に済ませるようにしています。


反抗的なわりに繊細な一人っ子ヤモリのコムちゃん。

ニホンヤモリはハンドリングに不向きなヤモリですが、飼われヤモリである以上、こういった事態に備えて、ある程度ニンゲンに慣らしておくことは大事だな・・・と今になって思います。


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ヤモイモ母です。

コムちゃんがタマゴ詰まりのようです。

4月13日に有精卵を産んで以降、ずっと元気でエサもよく食べていました。

4月28日頃からエサを食べなくなり、お腹が膨らんできたので「そろそろ第二弾を産むかな?」と思っていたのですが、お腹が大きくなるばかりでなかなか産みません。

5月1日にドロドロした白いもの、おそらく固まる前のタマゴの殻を排泄しました。

後ろ足の力が弱ってきているようなので、トカさんやリンコさんがお世話になったかかりつけの病院に電話。

しかし、人気の病院なのでずいぶん先まで予約でいっぱいです。

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コムちゃんにはビタミン剤(レプチゾル)とマルベリーカルシウムを無糖ヨーグルトで溶いて与えました。

5月2日にタマゴの黄身のようなものを少し排泄しました。

ややラバーマウス気味です。



本日、いてもたってもいられず、飛びこみで都内の別の病院へ行ってきました。

コロナ禍で外出自粛が叫ばれていますが、「急」で「要」な用事だと思ったので・・・

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レントゲンを撮って頂きました。

骨が薄くなっています。

体内のカルシウムの多くがタマゴの方へ持っていかれてしまい、カルシウム欠乏を起こしています。



優しそうな先生に、注射を2本打って頂きました。

ひとつは、カルシウムを補うための注射。

もうひとつは、タマゴが体内で割れて腹膜炎を起こす可能性があるので、それを防ぐための抗生剤の注射です。
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液状の飲み薬も処方して頂きました。


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母親のタムが無精卵を産んだ後、食欲がなかなか戻らず不調気味だったのですが、一昨日ハニーワームを捕食したのを見てホッとしていた、その矢先の出来事でした。

コムはまだ若いから・・・と油断していましたが、考えてみればオーちゃんがひどいカルシウム欠乏になったのも2歳の時。

しかもコムは先月初めて有精卵を産んだところです。

おそらく身体のバランスも、今までとは違っていたのでしょう。

もっとしっかり見ていてあげれば、カルシウム欠乏を防げたのでは・・・と反省しています。



しかし、ほんの一週間前までは元気でパクパク餌を食べていたし、餌昆虫には必ずマルベリーカルシウムを添加していたのに・・・。

この時期のメスの抱卵には、本当に気が抜けないと実感しました。


とにもかくにも、コムちゃんが早く元気になりますように!

皆さん、ニンゲン界もコロナ禍で大変な中、申し訳ありませんが、どうかコムちゃんの回復を祈ってください!!





PS ブログの検索ワードを確認すると、この時期ヤモリのカルシウム欠乏(クル病)でお悩みのヤモ飼いさんは少なくないようです。

単純にカルシウムを補うだけの治療であれば、自宅で自力で出来なくもないのですが、タマゴ詰まりは自宅ではどうしようもないそうです。

ニホンヤモリを診られる獣医さんは多くはありませんが、いらっしゃいます。

タマゴ詰まりが疑われる場合は、早めに獣医さんに見せた方がいいと、ヤモイモ母は思います。

都内の獣医さんであれば、ブログにメッセージを頂ければ「我が家はここで診てもらいましたよ」とお伝えすることができるので、「どこにかかればいいのか分からない」という方はご相談ください。


注:「コロナ禍」ですので付き添いのニンゲンは1人、マスク必須、直行直帰、です。
注:そろそろ初夏ですので移動中のヤモちゃんの熱中症対策が必要になってきます。


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