ローマに到着した次の日、旦那から「カマが亡くなった」という悲しみのラインが入りました。
野生のカマキリはどのみち越冬することができないので、寿命が尽きてしまったということでしょうが、ひとつ屋根の下で一緒に暮らしていたものが死んでしまうというのは、悲しいものですね。
ローマの中心地から少し離れた場所にあるサンタニェーゼ教会。
聖アグネスという殉教者が祀られています。
信念に殉じた人。
彼女は幸せだったのかな?
お隣のサンタ コンスタンツァ霊廟。
コンスタンツァさんは皇帝の娘。
まだ存命中にお父さんに頼んできれいなお墓を建ててもらいました。
彼女はまだ生きているうちに自分が望んだお墓の完成を見ることができて、よかったと思います。
お父さんの皇帝さんも、建てた甲斐があるというものでしょう。
死んでしまってからだと、その人が何を望んでいたのか、その人のために何をしてあげたらいいのか、知りようもありません。
タマゴを産んで子孫を残したかったんじゃなかろうか。
短い人生をもっと自由に生きたかったんじゃなかろうか。
今は、知るすべもありません。
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コメント
コメント一覧 (4)
いつもありがとうございます。
カマちゃんは幸せだと思いますよ。
片手でこの異常気象の中を生きるのはどんなに大変な事かと思います。大切にしてもらって感謝していると思います。それでも、なお、カマちゃんは幸せだったかと思うヤモイモ母さんの御心は深いですね。
心残りなのは彼女の子孫を残してやれなかったことです。
数百匹の兄弟たちの中で、僅かに生き残ったカマちゃん。
そんな彼女に有精卵を産ませてやれなかったのが残念です。
切ない思いに共感します。
言葉を持った人間でも
本当の望みを叶えれたり、知ったりすることが
難しい時もあるでしょうねえ。
今生きている言葉を持たぬインコには
本当の望みは子孫だろうか、
他の飼い主だろうか、
それを思いながら暮らします笑
居なくなってからの思いはまた深いですね。
わたしは
片手がないことで保護しようと考えた
旦那さまや
本当の望みを考えるハハさまにとても感謝します
言葉が通じるニンゲン同士であっても、すれ違いや思い違いは多々あるのに、違う生き物同士の意思疏通は難しいですね。
飼い主として、この子を幸せにしてあげたい。幸せにしなければいけないという意思はあるのに、何が本当の幸せか分からない。
問い続けていますが、いつまで経っても答えが見つからない状態です。