♪っあも~れ ふぁい ぷれすと~
いお のれじすと~~
せ とぅの あり~び~ のねじすと~~ の~ね~じすとぉ~~~♪
シニョーリ エ シニョーレ ボナセーラ♪
貴方を照らす5月の太陽、サラよ
今週の療養ボーイの様子を見てみましょ。
水深12cmにも慣れて、ひーこらひーこら言わなくなったわ。
水深を深くしたら、心なしか手の指が伸びたみたい。
ニンゲン・メスの出張中はニンゲン・オスに粒餌を与えられて、嫌々食べていたんだけど、ニンゲン・メスが帰ってきてから「他のもんよこせ!」のおねだりがすごいわ・・・。
ヤモ長女の「ハニーワームよこせ!」と同じく、「食」に関して生き物は意外な記憶力を見せるものなのね。
これは、ニンゲン・メスの出張のお土産。
この青い物体は何かというと・・・。
ニンゲン・メスは今回ナポリからカプリ島に渡ったのね。
今年になって初めてのカプリ島。
冬の間は波が高くて島に渡れない日もあるし、渡れたとしても観光客がいなくてお店も閉まってるし、何もすることないのよね。
青い海、海の向こうはソレント半島。
ベスビオ火山。
そして海の中には無数のクラゲ。
至るところにクラゲ。
ニンゲン・メスったら、何度もカプリ島に来てるくせに今まで知らなかったんだけど、なんとカプリ島にはここだけに生息する珍しい青いトカゲがいるらしいの。
青っ!
めっっっちゃ青いわ。
カプリ島って言ったら青の洞窟だけど、トカゲまでこんなに青くなるのねぇ・・・。
いや、でもよ?
上司も島民も、このトカゲのことなんで今までニンゲン・メスに教えてあげなかったのかしら。
ニンゲン・メスが爬虫類キチガイだってことは日本国内でも地中海沿岸でも皆周知だってのに。
<療養ボーイ曰く・・・>
・・・それもそうね。
言ったら言ったでめんどくさいことになりそうね。
ルチェルトラ・アズーラって言うのよ。訳すと「青いトカゲ」(そのまんま!)
カプリウォッチの柄にもなってるのよ。
ニンゲン・メスたちがいつも行くマリナ・グランデ港とは反対のファラリオーニっていう切り立った岩の上に生息しているんですって。
現地の人曰く「ロッククライミングしたら見れるぜ~、いっぱい張り付いてるぜ~」ですってよ。
ニンゲン・メスは「ファラリオーニ行きましょうよ!ロッククライミングしましょうよ!」って騒いだんだけど、「舟漕いで一人で行ってこい」とか「あたしトカゲのために海に落ちて死にたくない」とか冷たくあしらわれてしまったわ。
・・・ただでさえ忙しい時期ですものね。
涙を飲んで諦めるしかないニンゲン・メス。
しょうがなくお土産に買ってきたのがコレ。
ニンゲン・メスはこれからも何度かカプリ島に行くから、いつか本物のルチェルトラ・アズーラを写真におさめてやると意気込んでいるわ。
海に落ちなきゃいいけどね・・・。
古代ローマ帝国の皇帝たちも愛したというカプリ島。
その切り立った白い岩の上で、青い海の色を映して生きている幻のトカゲ・・・。
なんてロマンチックな存在。
まるでアタシみたい。
いつかアタシとモリーちゃんも、レジェンドになる日が来るかしら・・・
クリックしてくれた貴方にロマンティックが止まらないわ
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